イラストレータデータ入稿コース

データ入稿コースは、イラストレーターを利用して印刷データをご用意いただく方法です。 名刺47はイラストレーターCCを導入しており、常に最新の技術に対応します。

入稿方法

イラストレータで作成したデータの入稿方法は、ファイルをアップロードするだけです。 編集データをそのまま使用せず、入稿余に調整を行った完全データを用意して下さい。

ファイル形式について

入稿できるファイル形式は、AI・EPS・PDFです。 AIファイルが一般的ですが、「編集データのままで入稿しない」ようにご注意ください。

イラストレーター以外のソフトウェアについて、使い方や保存設定の解説は当店では行いません。 本店のプリントライにて、詳しい解説がございますのでご覧ください。 なお、サポートが必要な場合は、プリントライでご注文いただくことになります。

片面一ファイル

入稿データは片面を1ファイルで管理しています。 つまり、両面の場合は表と裏の2ファイルを用意してください。

両面を1つのアートボードで管理されている場合は、入稿の前に片面ずつのファイルに切りだしてください。 アートボードは仕上サイズに設定し、塗り足し幅を3mmにします。 よく判らない場合は、当店のテンプレートファイルを使用してください。

トンボについて

仕上げ位置を指定するために必要なものがトンボです。 トンボのない入稿データでは印刷する位置が決められません。

当店のテンプレートファイルを使用しない場合は、トンボは必ずオブジェクトとして配置してください。 以前のバージョンではドキュメント設定でトンボを作成できましたが、他のバージョンでは互換性がありませんので使用しないでください。 よくわからない場合は、必ず当店のテンプレートファイルを使用してください。

  • トンボイメージ
  • トンボイメージ
    不可

PDF形式で入稿する場合

イラストレーターでは、PDFで保存する際の設定にトンボを追加することができます。 オブジェクトにトンボが含まれていなくても、この機能を使用することで対応することができます。 バージョンによっては対応していない可能性がありますのでご注意ください。

Adobe PDF を保存
「Adobe PDF を保存」ダイアログ

フォントについて

フォントは埋め込むかアウトライン化する必要があります。 アウトライン化による文字太りを避けられたい場合は、フォントを埋め込むことができるPDF形式で入稿してください。

  • 編集機能は埋め込まない

PDF形式の場合

PDF形式で入稿する場合は、フォントを埋め込むことができますのでアウトライン化する必要はありません。 フォント情報を最大限利用できます。

AI・EPS形式の場合

AI・EPS形式で入稿する場合は、フォントをアウトライン化してパスデータに変換しておく必要があります。 テキストデータが残っていると、お客様が意図されないデザインで仕上がってしまう恐れがあります。

当店の環境にインストールされていないフォントは警告が出ますが、インストールされているフォントは警告が出ません。 フォント形式(TrueType・OpenType・CID)やバージョンが異なると、字間が異なるなどのズレが発生したり、異体字が異なるなどの化けが発生する可能性があります。 これらは不良とはみなしませんのでご了承ください。

アウトライン作成

左がテキストのままの状態、右がアウトライン化した状態です。

フォントのアウトライン前後

塗り足しについて

説明が重複するため、文字切れについてをご確認下さい。

文字切れについて

封筒への印刷は既製品への刷り込みとなりますので、裁ち落としデザイン(端まで印刷する)には対応していません。 余白(何も印刷しない)が5mm必要です。

ギリギリに配置しても格好良くはなりません。 余白を十分にとって余裕を見せつけてはいかがでしょうか。

保存について

入稿するには、編集用とは別に入稿用にファイルの「複製を保存」または「別名で保存」してください。 新しいファイル名には「アウトライン」・「ol」・「入稿用」などを追加しておくと見分けやすいでしょう。

通常の保存を行うと、編集データが損なわれます。 レイヤを分けて保存するのもお勧めできません。

PDF形式の場合

パスワードや印刷制限などのセキュリティに関する設定は行わないでください。

AI・EPS形式の場合

当店のイラストレーターはCCとなっております。 バージョンを気にすることなく入稿できます。

テンプレート

データ入稿の際には、テンプレートファイルの使用をお願いします。 データ不備の原因は、「テンプレートファイルを使用していないことによるうっかりミス」が大半です。

ただし、テンプレートファイルの使用は不備を防ぐことが目的ですので…

他店のテンプレートファイルを使用されていても入稿できます。

当店のテンプレートファイルを使用したものに作り直す必要はありません。 完全データであれば、テンプレートファイルを使用していなくても問題ありません。 当店の封筒印刷はベロ(フラップ)にも対応していますので、テンプレートもベロを含むサイズになっています。 他店のものでは、ベロを含まないサイズになっているかもしれません。 校正の際には、正しいサイズを指定してください。

封筒47でもテンプレートファイルをご用意しております。 Illustrator CS5で作成したデータを、CS(CS1)で保存したAI形式のファイルをZIP書庫に圧縮しています。 ダウンロードしたファイルは展開(解凍)を行い、更新を行ったうえで保存してから編集を始めてください。